習ったことを忘れないために

せっかくレッスンを受けて、わからなかったことを教えてもらったり、新しいことを学んだりしたのに・・・

しばらくしたら、すっかり忘れてしまった!!

 

そんなことって、ありませんか?

あまり大きな声では言えませんが、レッスンをしていて、

「あれ?これ前回のレッスンで教えたんだけどな・・・」

と思うこと、けっこうあります。

 

しかも、

「あれ?前回ちゃんと弾けるようになったのに・・・」

なんていうことも。

人の脳はコンピューターではない

どうしても、人の記憶というのは完璧ではありません。

パソコンのように、入力したデータはそのまま残っている、というものではありません。

なので、どうしても忘れてしまう、これは仕方のないことなんですね。

 

なので、せめて忘れないように、ある程度の『努力』『工夫』をしなければなりません。

せっかくお金と時間を使って受けたレッスンですから、忘れる量を少しでも減らして、上達の遅れをなるべく生じさせないようにしたいものですね。

 

忘れにくくする方法(1)

まず一つは、ごく当たり前のことですが、メモをとることですね。

できるだけ、自分で書くことがおすすめ。

レッスン中にメモをとってもらって全然構いません。

 

どうしても覚えられない部分とか、忘れてしまいそうな弾き方などは、動画に録ってもらってもOKですよ。

「ここ、弾いてみてください」とお願いされれば弾きますから、スマホや携帯で撮影して問題ありません。

ただし、講師自身が難しくてすぐに弾けないようなものはお断り・・・(笑)

 

あと、撮影した動画は公開厳禁です。

 

忘れにくくする方法(2)

これは案外、やっていない人が多いんじゃないでしょうか。

復習のコツでもあるので、できる限り実践してください。

 

それは、家に帰ったらすぐに習ったことを弾いてみる、ということです。

レッスン中にしっかり覚えた、できるようになった・・・

というつもりでも、やはり忘れてしまうものです。

 

人の記憶は、時間とともに薄れていきます。

しかも、それは覚えてから1日ぐらいの間がもっとも忘れる比率が大きい、と言われています。

だいたい、1日で半分以上のことを忘れるという説があります。

なので、なるべく早いうちに復習をしておく必要があります。

 

しかも、レッスンという特別な場で習ったことは、一旦その場から離れることで脳がリセットされてしまい、細かい記憶はかなり散ってしまうものです。

帰り道に車を運転したり、途中で買い物をしたり、ということに頭を使っているうちに、習ったことがどこかへ消えてしまう率は高いです。

 

実際、レッスンを受けたその日の夜に、「あれ、何でしたっけ??」というメールがくることもしばしば・・・(笑)

 

とにかく家に着いたらまずギターケースを開けて、もう一度今日習ったことを弾いてみる、それだけでも随分と忘れる比率が減ります。

とくに最初のうちが忘れやすいですから、習ったその日、翌日ぐらいまではじゅうぶんに復習をしましょう!

それが習ったことを忘れない一番のコツです。

忘れてしまう人の特徴

逆に言うと、復習をする時期が遅くなればなるほど、忘れる確率が高くなる、ということになります。

なので、次の練習の前日に慌てて練習する・・・というパターンだと、なかなか思い出せなかったり、身につかなかったりするんですね^^;

それでも、しないよりはマシですが(笑)

 

どうしても時間がとれない忙しい人は、とにかく書いたメモや録った動画を、できるだけ早いうちに見ておきましょう。

 

そしてこれも当たり前の答えになってしまいますが、できるだけ多くの回数、習ったことを弾いてみるということですね。

 

レッスンはそれぞれ自分のペースで受けてもらえばいいし、練習も自分のペースでやってもらえばOK、それがやましんギターレッスンのスタンスです。

だから、次の回でまた同じことを教えることになっても、決して怒りはしません(笑)

でも、もったいないですからね。

レッスンの時間と料金、移動の労力が無駄にならないよう、できるだけ早めの復習をしておくことをお勧めします!