自宅でのギター練習は毎日どれくらいの時間必要?

ギターを上達するためには、なんといっても毎日の練習が大切。

わかっていても、なかなか時間が取れないという現実がある…とお悩みの方もいらっしゃるとは思うんですが、では実際、毎日どれぐらいの練習が必要なものなんでしょうか?

ギターレッスンとテキスト

習う時間よりも個人練習の時間

まず、上達する上で大事なのは、習いに行っている時間、教室などで費やす時間の多さよりも、やはり個人練習の時間のほうです。

特に初心者の方についてはそうです。

 

もちろん、間違ったことをひたすら練習していたんでは無駄になってしまうかもしれないですけどね。

でも、初心者の方って、まだできることが少ないじゃないですか。

いっぱい教えてもらったとしても、それを再現できないわけです。

 

特に最初の最初なんて、コードを3つぐらい教えてもらうだけで精一杯だったりすると思うんですよ。

それをいきなり、たとえば60分とか90分の教室で、コードをいっぱい教わり、練習曲の譜面を渡され、左手の押さえ方はこう、右手はこう動かして・・・

 

そんなにたくさんのことを教えられても、頭の中がいっぱいいっぱいですよね。

なのでとにかく、教えてもらったことは少なかったとしても、それを反復する時間のほうが大事なんです。

 

初心者の練習は「体づくり」と同じ

とにかく始めたばかりの人がぶつかる壁は、手が思うように動かないことだと思うんです。

教室の先生は簡単そうに指を動かして、スラスラとコードを押さえている。

頭の中ではどことどこを押さえればいいかわかっている。

だけどいざ自分の手で押さえようとすると・・・・というような感じですね。

 

なぜそうなるかというと、まだ体ができていないから、なんです。

体というよりは、手、指ですね。

 

レッスンの時にいつも言うことなんですが、まだ始めたばかりの人は、指が開かないし、指の力がありません。

ギターを弾く時には、日常生活では決してやらないような指の動きをしなければなりません。

思い切り指を開いたり、第一関節で曲げて指を立てたり。

そのための指の力や、関節の柔軟性、こういったものは、ある程度時間をかけて鍛えていかなければならないのです。

 

これはスポーツやヨガ、体操などと同じです。

たとえば普段全く運動をしない人が、いきなり難しいヨガのポーズをすることなんてできないでしょう?

教室に行って、そして毎日少しずつやっていくうちに体が柔らかくなって、できるようになってくる。

ギターを弾くための指の動きも、そうやってできてくるものなんです。

どれくらい練習すればいいのか

ともかく、最初のうちは演奏技術を磨くために、というよりも、ギターを弾くための体(手、指)づくりのために練習をする、というようなつもりでいてもらっていいと思うんです。

 

そのためには、毎日コツコツと、というのがポイントです。

先ほどのヨガの例でもそうなんですが、たとえば週に1回、休みの日にたっぷり90分まとめて練習する人よりも、毎日15分を6日間続ける人のほうが上達が早いです。

できるだけ間をあけないほうが、体が覚えるんですね。

 

忙しい人にとっては、毎日15分というのも厳しいかもしれませんけどね。

でも、せめて5分・・・まあ、本当にうまくなりたいなら5分では短いですけどね。でもゼロよりはマシです。

 

 

ちなみに、本格的にうまくなりたい、将来はプロレベルに達するまでうまくなりたい、というような人は、もう時間無制限で練習したほうがいいですね。

というか、そういう人はやってます。

実際にプロミュージシャンになっているような人たちは、それこそ寝る時間、食事の時間も惜しんでギターに没頭していたような人です。

もはや「練習」という概念がないんですね。とにかく夢中で弾いている、そんなような人達です。

 

個人練習とレッスン

では、レッスンの時間は無駄なのか?という話ですが、もちろんそんなはずはありません。

ただ、初心者の方の場合、極論すれば、レッスンというものは個人練習のネタを出してもらう場だと思ってもらっていいのではないでしょうか。

進捗具合を見て、「じゃあ明日からは家でこんな練習をしましょう」みたいな。

 

基本的に、レッスンの場で練習をするというよりは、練習の成果を確認してもらい、修正点を教えてもらって、次からの練習課題を教えてもらう時間、というふうに捉えてもらうのが、一番効率的なレッスンの活用法だと思います。

教室の中で反復練習をするのではなくて

 

でも、どうしても家で練習する時間が確保できないという方は、とにかく家を離れて練習する時間を作る、という目的で教室を利用するというのもアリだとは思います。

個人練習のかわりみたいな使い方ですね。決して効率的とは言えませんが、でも家で練習できない人にはアリだと思います。

そしてこういう使い方は、『個人レッスン』制の教室じゃないとできませんね。

 

最後は宣伝みたいになってしまいますが・・・(笑)

やましんギターレッスンでは、家で練習をしてこなかったからといって怒ったりはしませんし、完全個人レッスンなので、「どうしても家では練習できないんだ」という方もご相談ください!

 

そのかわり、家で練習できない方は上達もスローペースになりますから、「通い始めたのにうまくならないぞ!」と怒るのもやめてくださいね(笑)

 

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