録音して自分の演奏を聞いてみよう
ギターや歌、その他楽器の上達のためには、録音をするといいと言われています。
たとえば、普段の練習の様子を録音してみる。
ライブに出るような人は、そのライブを録音する。
もちろん、その録音した音源をちゃんと聞いて、自己反省会・・・
でも、ライブの様子をボイスレコーダーやスマホで録音したものって、けっこう音がごまかされてしまって、それなりに聞こえてしまったりするもんなんですよ。
残響音も多いし、ノイズも多いので、自分の演奏のアラが目立たなくなっているんですね。
できるだけクリアな音で録音したほうがいい理由
ライブハウスなどによっては、「ライン録り」といって、ミキサーから出ていく状態の音、スピーカーから出ていく前のところから録音した音源をもらえる場合があります。
そういうサービスのある店だったら、ぜひその音源を聞いてみるといいと思います。
だいたいの場合、かなりショックを受けます(汗)
非常に音がクッキリしていますからね。アラが目立つんですよ。声も、ギターも。
バンドの音も、非常にクリアに聞こえる場合が多いですからね。
普段の練習も、できるだけキレイな音で録音できるといいと思います。
それも、ただ練習をダラダラと録音しておくだけでなくて、その録音した音源を人に聞かせるという前提で録音する、ということをやると、さらにレベルが上がります!
録音そのものが練習になる!
デモ音源のレコーディングのつもりで、本気で録音するんです。
当然、間違ったりしちゃダメなわけですから、真剣勝負です。
ちょっとでも間違ったらやり直す、変な音が出ちゃったり変な歌い方をしてしまったりしたら、最初から録り直し。
これ、かなり練習になりますよ。お勧めです。
録音する際には誰かが聞いているわけではないけれど、えらく緊張します。
その緊張を経験することって、とても大事。
で、その録音の際も、ボイスレコーダーとかを置いておくんじゃなくて、エレアコだったらちゃんとアンプやレコーダーにラインで繋ぐとか、マイクでちゃんと録るとか、もちろんボーカルもですが、そういう本格的な録り方ができるのが理想です。
そして、その音をヘッドホンで聞きながら演奏し、録音するということ。
ライン、マイクで繋がれた音は、くっきりと自分の耳に届きます。
ちなみに、本格的に録音したいという方は、ポータブルレコーディング機材やPC/タブレットに繋げるインターフェースなど使って見るのもいいかもしれませんんね。
けっこう本格的になっちゃいますが。
ライブでの「ライン録り」と同じですね。
いや、さらにリアルに、生音で弾いているだけでは聞こえないような音が聞こえてくるはずです。
指が弦に擦れる音とか、コードチェンジの時の音の途切れとか、別の弦に触ってしまった時のノイズとか・・・
そういうのが全部聞こえてきます。
ハッキリ言って,ヘタクソに聞こえます。
ライブのライン録り以上に、ショックでしょう・・・。
でも、そのショックが、第一歩です。
そういう自分の音、自分の声を聞いてこそ、じゃぁどうしたらキレイな音になるのか、という模索が始まります。
聞かずに逃げている人は、始まらないんですね。
スタジオで大きな音を出してみるのも大事
できたら、やってみてください。
録音機材がない人は、せめてアンプにつないでみるとか、スタジオでPA機材に繋いでみるとか、やってみるといいですよ。
ちなみに、エレキギターをやっている人は、絶対アンプを通して練習しないとダメですね。
大きな音が出せないからといって生音でだけ練習していると、ほんとにごまかしだらけの癖がついちゃいますからね。
ヘッドホンが使える練習用アンプも多く出ていますから、ぜひそれを使って練習しましょう!
(あと、あんまり歪ませすぎないように。歪みもゴマカシ効果が強いので、できるだけクリーンに近い音でも練習しておくといいです。)