アレンジはセンス+技術(経験)の化学反応

作詞、作曲、アレンジ

作った曲もアレンジ次第で

先日、ある方の作った曲のアレンジについて、相談を受けました。

弾き語りで演奏する曲なんですが、コードはこれでいいのか、間奏やイントロはこんな感じでいいのか・・・など。

 

基本的に、コードをアルペジオで弾くような形で演奏しているのを聞かせてもらったわけですが、よくありがちなパターンとしては、ただそのままコードを弾いているというもの・・・これではやはり、味気ないです。

そこで、いろいろ音を動かしてみる、ということをやっていかないといけないんですが、やはりそこには、知識が必要だったり、経験が必要だったりします。

 

でも、一番大事なのは「センス」だと思いますけどね。

センスが大事、だけどセンスだけでは

ただそのセンスを活かすというか、センスをきちんと表現するためには、やはり技術、知識が必要となってくるわけです。

ちゃんとした経験に基づいた技術、知識がないと、せっかくのセンスがじゅうぶんに表現されないですからね。

これはもう、気持とか勢いだけではどうにもならないんです。

 

幸いその人はセンスがある人だと思うので、少し不足している技術、知識の部分をサポートさせてもらいました。

ちょっとしたことで、大きな変化が

といっても、そんなに大したことはしてないんですよ。

 

間奏を2小節長くしてみましょう、とか。

この音を、アルペジオの中に混ぜてみましょう、とか。

ほんの1つ、2つ、パーツを組み込んだりする程度のこと。

 

あとは、ちょっとここの音を伸ばして、タメをつくってみましょう、とか。

 

たったこれだけのことで・・・極端に言えば、1小節2小節手を加えただけで、その曲全体の雰囲気が変わってしまったりする。

こういうマジックが、時々起こるんですよね。

 

本当、そういう瞬間は面白いです。

 

でもねぇ・・・

マジックは、技術だけでは起こらないような気がするんですよ。

センスだけでも、起こらない

 

両方が強く結びついて化学反応が起こった時に、起こるもののような気がします。