「弾き語り」の練習の最初は…
やましんのギターレッスンの生徒さんは、弾き語りをやりたい、初心者の方がほとんどです。
初心者の中でも、「超初心者」の人が多いんですが、ギターを弾きながら歌う「弾き語り」の練習でありながら、その練習内容は95%以上、ギターのことに費やされます。
それで、先日レッスンの時に、こんな質問をいただきました。
「弾き語りの練習をするんだから、やはり歌とギターは同時に練習すべきですか?」
ごもっともな質問かもしれません。
でも、 これに対する答えとしては、その人のレベル、段階によって違うんですが・・・
まだちゃんとギターを弾けない状態の人、その一曲を通して弾けないような状態の人は、とりあえず歌は置いといて、ギターだけ練習したほうがいいです。
歌っていうのは、基本的には誰でもいつでも歌えるじゃないですか。
歌うだけならね。
上手に、表現力豊かに歌うとかいうプロ級のレベルじゃなくて、とりあえず歌うだけならの話ですよ。
だから、とりあえずは後回しでいいです。
(あくまでも、とりあえずは、ですが。)
っていうか、歌うだけだったら、知っている曲だったらもうすでに歌えるでしょう?
歌と同時に弾くのは難しいですよね
ただ、ギターを弾くのと歌うのを同時にやろうとなると、これはかなり難しくなります。
ギターも、歌も、どっちもまともにできなくなります。
だから、ギターも全然上達しません。
なので、まずは別々に、ギターだけ練習したほうがいいです。
それで、曲を通して弾けるようになった時点で、こんどは歌いながら弾く練習にとりかかりましょう。
ただその時点でも、弾けていたはずのギターがうまく弾けなくなって、困っちゃうと思いますよ。
でも、それぞれがある程度できている状態ならば、あとは同時にやることに慣れていけば大丈夫。
これが、どっちかが全然できないゼロの状態で、同時進行で練習していこうとなると、倍以上の時間がかかると思いますよ。
ゼロに何をかけてもゼロになっちゃう、っていう感じですかね。
というわけで、練習頑張ってくださいね。
もちろん、ある程度ギターが弾けるようになっている人は、逆に、できるだけきちんと歌いながら弾く練習をしましょう!