時々、「やましんギターレッスンはなぜ初心者限定なのですか?」ということを聞かれるので、改めてその理由を書いておきたいと思います^^;
そもそも、やましんがギターを教えようと思ったきっかけは、これからギターを始めたい、あるいは始めたばかりの人を応援しよう、という思いでした。
自分自身も当然そうだったわけですが、ギターを弾けるようになりたいと思ったものの、最初は一体何をどうしていいかわからないわけです。
これは前にも書いたかと思いますが、
- どういう練習をしていいのかわからない。
- 何から始めていいかわからない。
- 本やユーチューブで独学するにしても、どれが正しいのかわからない
こんな状態なわけです、最初は誰でも。
だから、弾ける人が教えてあげられるのがいい。
当たり前のことですが、そう考えたわけです。
それなら、やましんがやろう、と。
福井県を拠点に演奏活動をしている身だし、こういう人間が教えるのも面白いのではないか、と。
ぶっちゃけた話、宣伝にもなるし・・・(笑)
ハイ、売名行為です^^;
とにかく最初のうちは何がなんだかわからない上に、実は思っている以上に、ギターは最初が難しいんです。
たとえばピアノなら、誰でも最初に「ドレミファソラシド」ぐらい弾けるでしょう?
「ドミソ」の和音ぐらい鳴らせるようになります。
(もちろん、ピアノもそこから先が難しくて大変なんですけどね…)
ところが、ギターで「ドレミファソラシド」をきちんと弾く、ドミソの和音をちゃんと鳴らす、これはほぼ、1日では不可能です。
だけどその難しさを知らないために、独学でギターを始めてみたところ、全然上達しない・・・向いてないんだと思う・・・すぐにやめてしまう(>_<)
そういう話をよく聞くようになり、これはフォローが必要だ、と思ったわけです。
すぐに弾けるようにならないのは自分だけじゃなくて、みんな同じですよ、ということを伝える必要があるのではないか、と。
最初のうちは、ある程度まではサポートが必要なんではないか、と。
そうすれば、せっかく音楽を聞いて感動して、「私もギターやってみたい」と心を弾ませたのに、結局すぐにやめてしまう・・・という人が減るんじゃないかと。
しかも、自分のように、「音楽講師専門家」ではなく、音楽活動をしている現役プレーヤー、しかも全国区の有名な人ではなく、皆さんの身近にいる地元民であるプレーヤーが教える、というのがいいんじゃないか、と。
そう思って、始めてみたわけですね。
で、ここからが本題。
では、なぜ初心者限定なのか・・・
まずその1番の理由としては上記の通りで、初心者のサポートを優先したいからです。
ある程度弾ける人に教えるまでの余裕がない、ということ。
やましんの体は一つしかないですし、あまり頭のキャパも大きくはない・・・わけで(苦笑)
あまりたくさんの人に教えられない、あまり幅広い層の人に教えられない、という現実的な問題があります。
初心者だけでなく、中級の人、上級の人もとなると、様々な練習メニュー、教え方等、幅広く用意しなければなりません。
レッスンだけに毎日時間を費やしていたり、複数の講師がいるというわけではないので・・・という現実的な理由が第一です。
そしてもう一つの理由は、ある程度基本的なことをわかった人は、どんどん独学でいろんなものを吸収していってほしい、と思うからです。
特にポップス、ロック、フォークといった音楽の世界には、数多くのジャンル、様々な音楽性があります。
そしてその中に、好き嫌いがあります。
プレーヤーにも、もちろん講師にも、個性があります。
あまり特定の人、決まった形にばかりこだわらず、好きなものをどんどん吸収していってもらえれば、と思うからです。
自分自身がそうしてきましたし、上手なプレーヤーたちはみんなそうしてきて、その結果自分のスタイルが出来上がってきているから、です。
この考えには賛否両論あるかと思うんですが。
極論してしまえば、あとは好きな曲を片っ端からコピーして練習してください、と。
それに尽きるという話です。
一番避けたいのは、ある一人の講師の言うことだけが正しい、と思い込んでしまうことです。
芸事の世界、伝統芸能の世界などでは、そういうのも必要なのかとは思うんですが。
でも時々目にするのは、ある先生についているから、その先生の指示する弾き方以外はしてはいけない、とか。
その先生の指定した曲以外は弾いてはいけないとか。
その先生の許可がないと、ライブに出れないとか。
ある程度そういうものも必要な面はあるんでしょうけど、やましんはもっと自由に音楽を楽しんでほしいと思っているので、そういうのは絶対に避けたいですね。
たとえば作曲とかアレンジとかいう段階になったとしても、その評価は人によって全然違います。
なのでそれは、一人の先生に固執するというよりは、いろんな先輩に恵まれた環境を作っておくことのほうがいいと思うんですね。
また、相性というのもどうしてもあると思っています。
基礎的なことは普遍的なものですから、あまり相性関係なくお教えすることも可能かと思います。
(だけど合わないな、と思ったらいつでも辞められるように、1回単位のシステムにしています。)
だけどある程度のレベルになると、相性、フィーリングといったものが占める部分が強くなってくると思います。
なので、誰でもOKですよ、と門戸を開くというようなこともしないでいるんです。
でも逆に言えば、ものすごく相性のいい人、やましんが教えたりサポートしたりすることで、ものすごく伸びそう、才能が開花しそう、というような人に出会った場合は、精一杯お教えしたいとは思っています。
だけどこれはもう、運命というか、自然な流れの中での出会い、に限った話ですから、一般募集というわけにはいかないですね。
というわけで、長々と書きましたけれども、そんな感じで今は「初心者限定」という形になっています。
どこからどこまでが初心者なのか??という線引きも難しいところですけどね。
まあそこは、まずはご相談ください。
場合によっては、「あなた、初心者とは言えませんよ」というようなこともあるかもしれません(笑)
「もう教えることは何もない」といようなこともあるかも^^;