「ギターを弾けるようになるためには、楽譜を読めなければいけませんか?」
「やましんさんは、楽譜読めますか?」
そんなことを時々聞かれます。
ちなみにやましんは、ちょっと読めます。
「ちょっと」ってどの程度?って話なんですが・・・
楽譜といっても、いろいろあるんですよ。
ともかく今回は、楽譜とギター練習についての話を簡単にさせていただきますね。
ギターを始めるにあたって必要な楽譜の理解力
プロの世界になると、楽譜を完璧に読めなければやっていけないような現場もあれば、逆に楽譜なしで音楽を作り上げていくような現場もあるようです。
こういうことは、ジャンルであったり、演奏スタイルによって違う、ということですね。
それはともかく、これからギターを始めよう、という人が、どの程度楽譜を読めなければいけないか、ですが・・・
まず基本的に、最初の最初は、全く読めなくても始められます。
欲を言えば、ごく基本的なことをわかっていたほうが理想的ではありますが。
いずれにしても、まずは小学校低学年の音楽の授業で習う程度のことが分かっていれば充分でしょう。
音符の長さ、休符の長さ、ぐらいで充分。
音符を見ただけで音程を把握できる…というようなレベルの能力は、ほぼ必要ありません。
音符を見ただけで、ここはドとファとラと上のドの音だな・・・とかいうことが、初心者向けの教則本や楽譜で求められていることはまずありません。
多くの場合は、6本の弦を示す線の上に押さえる場所(フレット)を示す数字が書かれた「TAB譜」と呼ばれるギター専用の楽譜が用いられているはずです。
なので、その通りに押さえて弾けば大丈夫。
ただ、音符の長さはわかっていないと、どれだけ音を伸ばすのか、どういうリズムで弾くのかがわからないわけです。
これは小学校の音楽の授業で習っているはずですが、もう大人になっていると忘れているものですよね^^;
動画で解説 音符の意味について
ごく基本的なことだけですが、動画で説明しているので、参考にしてみてください。
ギター弾き語りの基本でよくあるリズムパターン二つを題材に、解説してみました。
実際の弾き方(右手のストロークの仕方)も説明しているので、好きなコードで実際に弾いてみてください。
ギターレッスンに来られる方には、直接説明させていただきますね。
お使いの教則本や楽譜などがあればご持参ください。
これから始めるという時に、教則本を買ってみたはいいけれど、そこに載っている音譜の意味がサッパリわからずに練習にならない!!
という人もけっこういらっしゃいます。
それは全然恥ずかしいことではありませんから、遠慮なく質問してくださいね。
最後に・・・やましんが楽譜を「ちょっと」読める、ということの意味ですが・・・
音符が示すリズムについては、ほぼ理解できます。
音符が示す音程(音階)については、考えれば理解できる、という状況。なのでパッと見てその場ですぐ弾く、ということはできません。
ただ、小節にコードが書いてあり、自分流にアドリブで弾けばいい、というのであれば何とかなります。
実際、我々がやっている音楽の場合はそういうケースが多いですね。
なので、セッションとか、サポート演奏を依頼される時などには、歌詞の上にコードを書いたものとか、小節にコードだけを書いた簡単なものを用意して頂く場合があります。