前回のブログでは、ライブやオープンマイクなど、人前で演奏する機会を持つと上達する、という話を書きました。
人前で演奏するということは、それがたとえアマチュアの無料ライブであったとしても、ある程度の責任が伴うわけですからね。
だから一生懸命練習することになります。
ただダラダラ練習するのとは大違い。集中した練習はやはり上達につながります。
ライブに出ることと上達することの関係性いろいろ
でも、ライブに出ることによって上達する理由は、ほかにもあります。
それは、曲を最初から最後まで、通して練習するようになるからです。
これ、かなり大事なことだと思います。
特に目的もなく、一人で好きなように練習していると、難しいところは飛ばしてしまったり、曲の一部分だけを弾けるようになって満足してしまったり。
あとは、教則本やレッスン動画などを観て、短い練習曲だけを弾いている・・・というようなことになりがちですよね。
そうやって断片的にしか練習していない人は、メリハリのない演奏をする癖がついてしまうことがあります。
たとえばAメロとBメロの繋ぎ目とか、サビや間奏の前後とか・・・
そういうところにはキメのフレーズが入っていたり、大事な「間」があったりするものです。
そういうところは、特に丁寧に弾いたほうが、表現力が増します。
あと、サビはその曲の一番盛り上がるところ。
自ずと他の部分とは弾き方が違ったりします。
イントロやアウトロ(曲の終わり方のところ)の弾き方も、その曲のイメージに強く影響します。
そういった様々な弾き方、フレーズを、全体の流れの中で身につけていく。
これは、やはり曲を通して練習していかないとできないことです。
ライブ経験が作詞作曲能力にも影響する
将来的に自分でオリジナル曲を作曲したい、という人なら尚更。
プロの曲から盗む(あ、盗作という意味じゃなくて・・・笑)なら、やはりちゃんと最初から最後までコピーして弾いてみること、これをできるだけ多く繰り返すことが大事です。
その経験の少ない人の曲は、聞いていてすぐわかります。
抑揚がないんですね。サビもAメロも同じ感じ。
ここぞ!というキメのフレーズもなく、何も印象に残らず流れていくだけ・・・
人前で演奏することで、曲の表現力が増す
ま、作曲に関してはまだ先のことだという初心者の人も、最初はまずコードを弾くだけの簡単な弾き方であっても、まずは最初から最後まで弾ける曲を少しずつ増やしていくといいと思います。
そしてそれを、人前で披露することを目標にしてみてはいかがでしょうか?
弾き方の工夫はその後からいくらでもできるし、上達度合いに合わせてどんどんアレンジを加えていけばいいと思います。